独立行政法人国立病院機構 NKCC 九州がんセンター
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患者様とのより良いパートナーシップ
 当センターでは、『病む人の気持ちを』そして家族の気持ちを尊重し、温かく、思いやりのある最良のがん医療をめざすことを基本理念としています。最良の医療を実現するには、患者様の知る権利と自由意志を保障、尊重し、わかり易い説明を行って、十分理解し、納得していただいた上で、同意していただくこと(インフォームド・コンセント)が、大変重要と考えています。患者様がより良い医療を受けられることは、同時に医療者がより良い医療を行えることでもあります。患者様だけの思いや医療者だけの考え、どちらか一方だけでは最良の医療は成立しません。患者様と医療者が相互信頼を深め、お互いが尊重し合う精神とお互いが意思決定に参加すること、すなわち患者様と医療者とのより良いパートナーシップ(対等な協力関係)があって、初めて真のインフォームド・コンセントとその結果としての最良の医療が実現できるものです。
 患者様とのより良いパートナーシップを築くために、私たちは常に患者様の声に耳を傾けるよう努めて参りますが、問いかけや言葉かけなど、患者様と医療者との対話がまず第1歩です。ご不明な点、お困りの事、どのような些細なことでも構いませんので、担当者にお声をかけて下さい。
 患者様とのより良いパートナーシップを築くため、また安全な医療を提供するために、当センターでは、以下のような取り組みを行っています。患者様にも積極的に医療へ参加して頂き、私どもと一緒に、より良い医療を築いていただきたいと願っていますので、ご協力をお願いします。

 1. 患者様の知る権利と自由意志を尊重したインフォームド・コンセント
1) 文書で、わかり易く、懇切丁寧な説明を心掛けています。
2) 治療方針に関しては、患者様の意見をよく聞いて、患者様と一緒に意思決定しています。また、別の病院や医師へのセカンドオピニオンを保障し、患者様の自由意志による同意を支援しています。
 2. 患者様参加型の看護計画の実施
  患者様ご自身が健康上の問題を解決出来るように支援いたします。そのために患者様やご家族の意見を聴き、患者様ご自身にもケアプラン立案に参画していただき、患者様やご家族の意向にそった看護を実施いたします。
 3. クリティカルパスの積極的な導入
  治療開始前に、わかり易い治療計画、予定表(クリティカルパス)を渡し、治療経過を理解していただきながら治療・看護を行っています。
 4. 安全な医療の確保と生活支援
1) 名前、生年月日、アレルギー歴などの確認には、ご協力をお願いします。
2) 安全な入院生活のために患者様や御家族にも参加をお願いします。(転倒予防のための評価を行い、転倒防止に努めています)
3) 外来の採血時にはお名前をフルネームで応えていただき確認しています
4) 注射時は注射箋を一緒に見てもらい御本人を確認の上で実施しています。
5) がん化学療法時、副作用の症状を把握し、化学療法が安全、確実に行えるように、患者様に日誌を記載していただいています。
6) がん性疼痛をご自分でコントロールできるように、ご支援するためにフェイススケール(痛みの程度を表す表情の顔絵)の記入を勧めています。
7) ストマの自己管理は実際にご自分で行っていただくよう指導しています。
8) 生活習慣病関係のセルフコントロールを支援しています。
 5. 在宅支援
  在宅酸素療法、在宅中心静脈栄養など在宅療養が行えるよう体制を整えています。点滴の処置や、器具の取り扱いなどについて、ご本人や御家族が安全、確実に実施できるまで練習を指導し、安心して在宅療養ができるように支援しています。
 6. ご意見箱の設置
 随所にご意見箱を設置しております。ご自由にご意見をお寄せ下さい。ご意見に対する御返事は、個別に行ったり、掲示したりして、適切に対応しています。
 7. 患者様や御家族のためのがんの情報室設置
 院内にがんの情報室を設置し、がんに関する書物を備えています。インターネットが可能なパソコンも備えており、世界中のがん情報の入手が可能です。
 8. 医療相談窓口
  患者様の社会復帰、医療費の負担、施設入所等の社会生活上の問題に対して医療相談室を設置して、相談に応じています。専門のメディカルソーシャルワーカーも対応しています。
 9. 入院中や退院後の生活の質(QOL)向上の支援
  入院治療中は、ボランティアの方によるコンサートが定期的に開催されています。また、小児科病棟(1西病棟)では四季折々にスタッフとボランティアの方のご協力で様々なイベントを企画し、患者様や御家族と一緒に入院生活の質の向上に努めています。園芸ボランティアの方の活動を支援し、院内花壇や庭園の整備など、より良い病院環境作りにも配慮しています。
  退院後では、筑声会、ひまわりの会、たんぽぽの会など患者様の会を支援しています。
 10. 一般市民へのがんの啓発活動
  ピンクリボン運動やウィズユーなど乳がんに対する啓発活動に中心的役割を果たしています。
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