サイコオンコロジー科

外来受診時の注意事項
外来の受付時間は月曜日・水曜日・木曜日・金曜日(院内紹介を含む)の午前8時30分から11時までとなっておりますが、状況に応じて適宜対応させていただきます。当センターにかかっていないがん患者さん(ご家族も含め)の受診も予約制で行っています。初診の方は、お電話等でご連絡ください。受診に際しては、現在かかっている主治医からの紹介状をご持参ください。
科・スタッフ紹介
当科では、がんに罹った患者さんやそのご家族の心のケアを行うことによって、不安や気分の落ち込みなどを和らげ安定した心の状態を維持して、自分らしい生活を過ごしながらがん治療を受けていくお手伝いをさせていただきます。

当科は、医師の大島彰、大谷弘行と心理療法士(カウンセラー)の白石恵子の3名で診療を行っています。
大島 彰(医長):
昭和60年より九州大学医学部心療内科に所属し心療内科医として診療していますが、平成元年からサイコオンコロジーの領域で活動を行っています。
- 役職:日本サイコオンコロジー学会理事、日本心身医学会評議員、緩和医療学会代議員
診療曜日と担当医
| 職名 | 氏名 | 専攻分野 | 外来診療日 | 外来診察室:番号 |
|---|---|---|---|---|
| 医師 | 大島 彰 | がん患者さんや、ご家族の心のケアを行っています。気分の落ち込みや不安等を取り除き、安定した心の状態を維持してがん治療を受けていくお手伝いをさせていただきます。 | 月・水・木・金 午前(予約制) |
サイコオンコロジー科 ① |
| 医師 | 大谷弘行 | がん患者さんや、ご家族の心のケアを行っています。気分の落ち込みや不安等を取り除き、安定した心の状態を維持してがん治療を受けていくお手伝いをさせていただきます。 | 月・水・木・金 午後(予約制) |
サイコオンコロジー科 ① |
取扱疾患(症状)
がんは体の病気ですが、心にも大きな負担がかかるため心の負担を軽くし、安定した心の状態を維持することが大切です。体の痛みへのケアが大切なように、心の痛みにもケアが必要です。当科では、がん闘病の中で生じてくる適応障害やうつ病、せん妄などといった精神的反応を扱っています。患者さんやご家族の精神状態が日常生活に支障をきたしているような場合、あるいはこんな状態でも診てもらえるのかと迷われるケースでもお気軽にご相談ください。悩んでいるのはあなただけではありません。
| 病名 | 精神的反応 |
|---|---|
| 適応障害 | がんになった衝撃や再発への不安あるいはがんにより変化した体の状態や生活についていけず、仕事や家事といった日常生活に支障が出るほどの不安や気分の落ち込みなどの不安定な情緒状態が2週間以上続く場合 |
| うつ病 | 気分が落ち込む、以前楽しんでいたことが楽しくない、興味がわかない、食欲が出ない、眠れない、何かしようとしても気力が出ない、物事に集中できない、自分を責めてしまう、死んでしまいたいという気持ちになる、などの症状が2週間以上続く場合。 |
| せん妄 | 身体的な状況が悪化したときなど、何らかの原因による一時的な脳の機能低下に基づく意識障害で起こる精神的反応で、夢うつつのような状態になる。軽度ないし中等度の意識混濁に興奮や幻覚などの症状を伴います。 |
診療上の特色
サイコオンコロジー(精神腫瘍学)は、がん医療における心の医学ともいわれています。がん患者の約半数に通常の生活が送れないほどの不安や気分の落ち込みなどがみられます。それだけがんを抱えることは大変なストレスです。
当科では、がんによるさまざまなストレスにより生ずる患者さんやご家族の精神的反応(心の痛み)に的確に対応して心の支えとなり、生活の質、生き方の質を高め、がんと自分らしく上手に取り組めるように援助いたします。心に寄り添うやさしい医療を心がけ、心のケア・心のサポートを行います。
治療としては、カウンセリングやリラクセーションなどに加え適切な薬剤の併用を行う場合もあります。
また、院内のがん患者の集いの「ひまわりの会」などとも連携しています。

その他
がんの闘病中には、精神症状(心の痛み)だけでなく和らげるのが難しい身体症状(体の痛みなど)もみられることがあります。そのような場合、少しでも症状を和らげ自分らしい生活を過ごせるように、主治医と協力して専門的立場からお手伝いをさせていただく「緩和ケアチーム」というのがあります。
緩和ケアは、体や心の痛みの軽減と生活の質を向上させる目的で、がんの診断時から治療と並行して行います。終末期に限って行うものではありません。
緩和ケアチームは、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理療法士、さらに多職種により構成されています。心と体の応援団としての緩和ケアチームへご相談したい場合は、主治医へご相談し紹介状を書いてもらい緩和ケア外来を受診できます。詳しくは、緩和ケアチームのご案内をご覧ください。





