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肝臓がん

治療について

肝がん
 九州がんセンターは、日本肝胆膵外科学会が認定する『高度技能専門医修練施設』です。高度に専門化された手術手技と周術期管理を要するこの領域の『high volume center』です。

 治療法については、外科・内科のどちらを初診された患者さんでも、診断の結果によって適切な診療科が担当いたしますので、治療内容が異なってしまうことはありません。肝胆膵外科、消化管・腫瘍内科、消化器・肝胆膵内科、消化管外科、画像診断科のみならず、緩和ケア科、病理診断科などを交えて毎週カンファレンスを行い、それぞれの患者さんに最適な治療方針を検討しています。

 肝癌診療ガイドラインでは、肝細胞がん(Hepatocellular carcinoma; HCC)に対する局所制御性において最も確実性が高い治療は肝切除であるとされています。HCCは個数・大きさのみならずその背景肝機能を充分に配慮した治療戦略を立てる必要があります(1)。中でも、大きな腫瘍の手術は大量出血のリスクが高いのが現状です(2)。これまでに10 cm以上の巨大な腫瘍の根治切除にも積極的に取り組み、5年生存率35%とその良好な外科切除成績を報告しました(3)。安全な切除のポイントは確実な残肝容量の維持と術中の出血コントロールです。術前CT-volumetryにより残肝容量が標準肝容量の35%を下回る症例では、切除葉の経皮経肝門脈塞栓術(Percutaneous Transhepatic Portal embolization; PTPE)を行い残肝の肥大を図ります。切除における工夫として下大静脈(IVC)や肝静脈のテーピングを行って出血をコントロール(selective hepatic vascular exclusion; SHVE)(4)したり、肝脱転に先行して肝切離を行う前方アプローチを行ったりして切離しています。術前TACE(5)を行ったり、肝臓内に他にも小さい腫瘍が認められるような場合でも“減量切除”でまず主腫瘍を切除し、その後肝動注化学療法などを組み合わせたりするような集学的治療も行っています。
 HCCの外科治療後も高い再発率が課題となっています(6)。そこで重要なのが再発HCCに対する治療成績の向上です。2回目(7-10)、3回目(11)以上の再肝切除にも積極的に取り組みました。その結果、再発時の腫瘍の大きさや背景肝機能以外にも、初発時の腫瘍の進行度や再発までの期間が、再肝切除後の予後に重要な因子であることを明らかにしました。C型肝炎を背景とした患者さんには、初回肝切除後にウイルス治療を行うことで、その後の良好な予後が得られることを報告しました(12, 13)

転移性肝がん
 大腸がんを中心に胃がん、膵神経内分泌腫瘍を含め転移性腫瘍の治療を行っています。肝転移は大腸がんで最も高頻度に認められる遠隔転移形式ですが、肝切除が可能な場合には根治が期待可能です。初診時には根治切除不能な肝転移であっても、その後の化学療法が効いて小さくなって切除が可能になる場合があります。また、再発抑制を目的に術後補助療法を行うなど、治療成績の向上を目指しています。

 

5年間の治療数、検査数(肝臓がん)

 

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

経皮的穿刺ラジオ波焼灼術(RFA)

33例

33例

24例

26例

31例

経皮的穿刺エタノール注入術(PEIT)

3例

13例

8例

11例

6例

経皮経胆管ドレナージ術(PTCD)

7例

22例

30例

11例

13例

経皮経胆囊ドレナージ術(PTGBD)

10例

12例

9例

8例

4例

肝腫瘍生検

56例

50例

48例

39例

51例

内視鏡的食道静脈瘤治療

4例

-

12例

2例

1例

肝動脈塞栓術(TACE)

105例

69例

169例

75例

80例

脾動脈塞栓術

2例

6例

4例

2例

1例

肝動注化学療法

29例

50例

113例

150例

269例
(23人)

肝臓癌全身化学療法(経静脈投与)

5例

11例

4例

1例

1例

肝臓癌全身化学療法(経口投与)

13例

10例

24例

25例

27例

肝臓癌放射線治療

11例

5例

8例

9例

20例

慢性肝炎インターフェロン治療

12例

7例

13例

1例

0例

C型肝炎経口剤

-

-

17例

35例

31例

肝細胞がんに対する治験治療

2例

0例

5例

4例

5例

肝膿瘍ドレナージ術

4例

10例

3例

4例

1例

手術実績

外科手術件数

疾 患

術式

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

原発性肝腫瘍

肝切除術

8

31

31

28

36

24

18

(開腹)

 -  -  -

22

34

24

18

(鏡視下)

 -  -  -

6

2

-

-

開腹焼灼術(RFA/MCN)

1

2

 -

4

9

-

-

その他

 -

1

 -  -  - - -

転移性肝腫瘍

肝切除

12

19

35

20

35

18

22

(開腹)

-  -  -

16

31

18

22

(鏡視下)

 -  -  -

4

4

-

-

開腹焼灼術(RFA/MCN)

1

 -  -

1

3

-

-

その他

 -  -  -  -

2

-

-

他の肝疾患

肝切除

 -

1

2

 -  - - -

その他

 -  -  -  -  - - -

治療成績

 

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容

初診~入院までの期間:通常

担当診療科

手術

2~3週間

消化器・肝胆膵内科

→肝胆膵外科

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